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宮崎駿の雑想ノ−ト 増補改訂版 |
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| 序文より 「この本に、資料的価値はいっさいありません」 あんまり人に自慢できる趣味じゃないんですが、ようするに軍事関係のことが好きなんですね。
くだらないなアと思いながらも、軍事関係のことが好きなんです。なんと愚かなことをするんだろう・・・と思いながら、なんてバカなんだろうと思いながら戦記などを読んでいるんです。でも、愚かだとわかりつつも、狂気の情熱みたいなものが、どこかで好きなんですね。
しかし、肯定しているかというと、そうではなく否定しているんですが、そういう矛盾が整理されないまま、ずーっとこの趣味を、もうかれこれ40年近くやっていると、色々たまってくるんですよね。で、それを出したくなるんです。ただ、自分はこういうことを知ってるよ!っていうのを出すんじゃなくてね。
実は、こういう趣味をやって行くっていうのは、人にはとても言えないことですけれども・‥頭の中で無数の空中戦をやり、無数の海戦をやっているんです。だから僕はシミュレーションゲームをやる気が全然起こらないんですね。ゲームなら、もう頭の中で死ぬほどいっぱいやっているから・・・死ぬほどっていうのはオーバーで、全然死なないけど(笑)。
だから、いったいどれほどの数の航空母艦や、どれほどの航空戦隊や、どれほどの数の飛行機や、どれほどの数のその飛行機のための工場なんかを、色々と頭の中で練り上げたかわからないんです。そういうことを、ああだこうだとやっているうちに・・・なにもそれは第2次大戦の飛行機とか、戦車に限らず・・・いろんなことをやっているうちに、何と変な物があるんだろう!とか、何と不思議なんだろう!っていうような妄想のカタマリを、まァ“妄想ノー卜”っていうん
じゃつまらないから、色々な雑学の集まりとして描きたくなって描いたのが、“雑想ノート”という わけなんです。ホントは、いつもこれだけをやっていられると楽 しいんですけれど、これはまったくの趣味ですからね(笑)。ようするに、自然保護の問題をどうのこうのとか、少女の自立がとうのこうのとかね、そういうのは一切ヌキ!もう、とにかく!!
宮崎 駿 |
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宮崎駿の妄想ノート『泥まみれの虎』 |
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妄想の出発点はある戦車指揮官が記した一冊の戦記だった。
1944年3月、エストニア・ナルヴァ戦線。たった2両のティーガー重戦車でソ連軍の進出をくい止めたオットー・カリウス。弱冠21歳の青年は 凍りつく泥土の上で冷静沈着にそして勤勉に行動し続けた。簡潔な文章で綴られた戦闘描写、そこから浮かび上がる、カリウスの冷静な人格、実直な行動が起爆剤となり、行間に白く広がる戦場でねばり強く行動する
兵士たちの見えざる姿が、推測と想像力を駆使して掘り起こされた。戦車戦の実態とは……!?本書は、宮崎駿が辿り着こうと苦闘した妄想の爪痕である。 |
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![映画『紅の豚』原作 飛行艇時代[増補改訂版]](book_img/228646.jpg) |
| 映画『紅の豚』原作 飛行艇時代[増補改訂版] |
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| 宮崎駿監督が映画『紅の豚』の制作に先駆けて描いたカラー漫画(15頁)と映画資料を満載。登場する飛行艇たちを模型で再現した頁や、飛行機博物館に展示中の水上機の写真、第一次世界大戦で実際に戦った戦闘飛行艇の戦史なども収録しています。また、宮崎監督による飛行機にまつわるお話も楽しんでいただけます。 |
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