Aboutサイトについて

このサイトはモデルカステンのオリジナルストーリーである『アシッドバッファーゾーン』の公式ウェブサイトです。
『アシッドバッファーゾーン』はイラストレーター/デザイナーである伊藤暢達氏によって生み出されたイラストと立体作品によって展開され、ブックレット、フィギュアなどの関連商品もモデルカステンオンラインストアにて発売中です。
このWEBサイトには今後もコンテンツを追加していく予定なので、ご期待ください。

This is official website for Modelkasten’s original story “ Acid Buffer Zone”.
“Acid Buffer Zone” is created by illustrator/designer Mr.Masahiro Ito. His works are expanding as illustrations and solid model and you can purchase them along with its associated booklets and figures from Modelkasten on line store. We are planning to add more contents to this web site. Please look forward to the updates.

Web competitionアシッドバッファーゾーンWEBコンペ
第5回アシッドバッファーゾーンWEBコンペ

1/72スケールの人型兵器

ユーザーによるオリジナル作品を通して『アシッドバッファーゾーン』の世界を多角的に楽しむことを目的としたアシッドバッファーゾーンWEBコンペ。ここで掲載している作品はツイッター上で、ハッシュタグをつけて投稿されたものとなります。第五回のテーマは「1/72スケールの人型兵器」です。

The third Acid Buffer Zone internet model competition. Aim of this competition is to have a fun with the ABZ universe from diverse angle through modelers original works. Theme of 5th time competition is "Humanoid weapon of 1/72 scale" All pictures are from Twitter with hashtag.

#ABZCOM5ハッシュタグ

@AcidBufferzone

アシッドバッファーゾーン公式広報アカウント
Storylineあらすじ

舞台は「前大戦」と呼ばれる大規模な大戦争によって人口の大幅減を経験し、さらに禍難”碧”という大災厄を経た世界。地上に落下してくる”飛来群”により引き起こされたのが禍難”碧”だが、そのきっかけとなったのが現在の東京にあたるエリア(物語内ではカウナバラと呼称)の地下で前大戦の後に稼働開始した「БИНГ(ベーイーエンゲー)」という巨大な円形の大強度陽子加速器施設であった。БИНГの中心にあたるエリアは特殊な電気を帯びた酸化塵に覆われており、周辺には区域を分割して防衛線が築かれ多数の兵士が軌道上から降り注ぐ大質量物質を撃墜するべく配備されている。

主人公であるアレクサンドラ-Bは前大戦期に生み出され、戦闘能力を強化された亜人種の兵士「АНГЕЛ(アンゲル:ロシア語で天使の意)」の1人。彼女が配備されているцц第3頚枢域へと、かつて彼女と共に戦った兵士であるドルニエが”碧”の最中に生み出された大型兵器に搭乗して迫る。ドルニエたちの作戦の目的はなんなのか。そして酸化電磁片に閉ざされたカウナバラの中心にあるものとは一体なにか。物語は続く。

Story sets in a world of after a great called "A war before" .The world experienced catastrophic disaster "HEKI". Group of orbiting weapons descended on the land, causing the great disaster. The crash was triggered by "БИНГ", High intensity proton accelerator facility located in under ground of Tokyo area (Kaunabara in the story). Center area of БИНГ is covered by special type of acidic dust and many soldiers are stationed in the zoned defensive areas to shoot down descending large mass matters.

Story's protagonist Alexandra-B was born during the period of "A war before". She is one of combat capability enhanced artificial subhuman soldier "АНГЕЛ". (Meaning angel in Russian)
On board a massive "HEKI" period born weapon with her old comrade soldier Dornier, she is approaching her station ццNumber 3 area. What is their mission objective? and What is behind the acid electromagnetic piece covered center area of "Kaunabara". The story continues.

Photostoryフォトストーリー

ACT.2未確認車両編隊哨戒任務

Modeled by Kishi OOMORI
Story by Masahiro ITO

 緩衝地帯15:60、赤羽-辺の地点。Паргелий(パルゲレイ:特定の軍や組織に従属していない第三勢力。パルゲレイはロシア語で「幻日」の意)の縄張りの中心エリア。高速で移動する未確認の大型戦闘車両を補足するため、ウラジーミルらパルゲレイは部隊ごとに哨戒任務にあたっていた。酸化電磁片によって通信が途絶し がちなため各所に設けられた有線通信施設から、短距離通信で件の戦闘車両編隊の動向が漏れ聞こえてくる。どうやら攻撃を仕掛けてきたあの車両たちは復路に入ったらしい。
愛車であるDKW NZ350で高台へと登り、ウラジーミルは周辺の荒野へとガスマスクのレンズ越しに目を配る。パルゲレイの隊員は単独での行動を嫌うが、彼と共に行動している兵士のサカモトは、近くに建つ崩れかけた構造物の外壁へと引っ込んでしまっていた。どうせ小便でもしているのだろう。赤羽-辺を含む区域全体が防戦一方のこの状況でよくそんな気になるな、とウラジーミルはガスマスクの内側でひとり嘆息する。

 外壁の影から姿を現したサカモトがマスクに双眼鏡をあて「なんだ、あれは?」と怒鳴る。その方向へと目をやったウラジーミルも低い呻きを上げた。 東側700mほどの距離に、轟音をあげつつ向かって左方向へ疾走していく大型車両の群れ。機体の側面には「Я93」の文字があるのがウラジーミルにもスコープで確認できた。Я第93域。以前にもあのエリアからの反乱があったと聞くが、同一の部隊か。くそったれ。あそこには顔見知りもいたはずだ。ウラジーミルはさらにスコープでその機影を注視する。
機体の横に吊り下げられた、巨大なロケットのような武装。間違いない。あれはベスニーク・トゥヴァイツェだ。禍難“碧”の最中に開発された大型弾頭。異常に強力ゆえに滅多に使用されないはずのあの弾頭がなぜ? 疑問だけが頭に湧くが、まずは報告のために縄張りへと戻らなくてはならない。「サカモト、戻るぞ!」声をかけるが早いが、ウラジーミルは素早くNZ350のエンジンをかける。自分たちの縄張りにまでベスニーク・トゥヴァイツェの影響が及ばなければいいが。彼の脳裏には以前壊滅した線区の映像がちらついて離れなかった。■

ACT.1周辺防衛線区実地調査

Modeled and Story by Masahiro ITO

 「2Б/3716」、 ЦЦ第3頚枢域均衡分岐点最終防衛線区より2Б構造線伝いに南西へ17㎞の地点。ここはカウナバラの中心からそれほど離れていないはずだが、空気中の酸化電磁片はほとんど見当たらない。おかげで、アレクサンドラは苦手なガスマスクを外している。同行するニコライも珍しく防護甲殻のバイザーを上げていた。
軽く周囲を見渡したところでは、彼女にはここの遺構群はまだ若いように思われた。小さなクレーターを囲むように乱立する構造物群の表面には、硬化皮膜はさほど堆積していない。クレーターを見つめるニコライが、アレクサンドラへ言った。 
「これは、飛来群の衝突跡ではないようだな。前大戦期の軌道上砲台だろう」
彼が確信した声で言う。
「でも、ここのクレーターはそんなに古いようには見えないけど……」
「確かに、あのころのものにしてはかなり新しい。軌道上に残された機体が生きている可能性も考えられるな」
「砲台群はすべて地上に下ろされたわけではなかったの?」
アレクサンドラの問いを無視するように、彼は上空を見上げている。
「仮にそれが正しいとして、半世紀も稼働していられるなんて、とても旧世代の戦闘機械とは思えないわ」
「あの戦闘を終結させる一翼を担ったほどの力を持ったものだ。それほど不思議でもない。いずれにしろ、ここに“Бесник Тувайц 47(ベスニーク トゥヴァイツェ 47)”に関するものは何もないだろう。」
どこか引っ掛かるものを感じつつ、アレクサンドラは任務のためこれ以上話を続けないことにした。太腿あたりに寒気を覚えた彼女が周囲に目をやると、構造物群の壁一面はすっかり夜の闇に染まっていた。
「今日中にさらに4km先まで進めておくぞ」
「あと少しね」
3日後、彼等のЦЦ第3頚枢域は、かつてともに大禍難を乗り越えたはずの同志たち“Я第93域”からの謎の反乱に遭遇、長期に亘る応戦を強いられることになる。■

About the author作者紹介

伊藤 暢達Masahiro Ito

1972年生まれ。
1997年多摩美術大学グラフィックデザイン科卒。
同年、コナミ株式会社入社。

ゲーム『サイレントヒル』シリーズにおけるクリーチャー、背景、モーション作成、アートディレクションに参加し、そのグロテスク/エロティックなフォルムや金属の錆びのような質感を持つデザインワークで脚光を浴びる。『サイレントヒル』作中に登場したレッドピラミッドシング、フレッシュリップ、バブルヘッドナースなどのデザインは伊藤氏によるものであり、これらは現在でもフィギュアが発売されるなど、国内外に熱狂的なファンを獲得した。
2006年にイラストレーター/デザイナーとして独立し、以降はカードゲームのイラストレーションなどで活躍。
2014年から開始されたアシッドバッファーゾーンシリーズではストーリー、イラスト、立体造形、デザインのすべてを担当し、新たな、そして濃密な世界観を誕生させている。

Born in 1972.
Graduated from Tama Art University Graphic design major in 1997.
Joined KONAMI Corporation in same year.

Participated in creature, background design, motion creation and art directions for "Silent Hill" game series. He gained public attention with his grotesque, erotic form and rusty metallic like texture design works. His works includes Red pyramid thing, Flesh lips,and Bubblehead nurse. Those are produced as figures and acquired devoted fans domestically and internationally.
He became independent illustrator/designer in 2006 and producing illustrations for trading card games.
In year 2014,he started "Acid buffer zone" series and is responsible for all of its story, illustration,solid models and designs, creating new and profound world view.

Glossary用語解説

前大戦期
約半世紀前に勃発した、人類が歴史上体験した中で最も過酷で大規模な戦争。期間は13年にも亘り、その戦域は地球大気圏外にまで拡大したが、「プロイェークト”アンゲル・2194”」検体の投入と、同時期に地表より1,200㎞離れた「アウレナリーズ軌道」上へ向けて打ち上げられた大量物体により終息した。戦火は特定の文明都市をことごとく蹂躙し、全世界の人口は戦前の12% (約14億)にまで激減したと言われている。また、人工と呼べる物は跡形もなく消え去った極東の広大な焦土”東京16”には「БИНГ (ベーイーエンゲー)」が建造されることとなる。

"A war before" period.A War started about half century ago. It was the most harsh ,largest scale war in human history. It want on for 13 years and spread out to outer space but it came to close with introduction of "project angel 2194" specimen and massive lunching of the object to "Aurenalese orbit" 1200km above the surface. Civilized cities were entirely trampled down by war fire, and the world population decreased to 12%(about 1.4billion) of pre-war count. "БИНГ" was constructed in vast scorched land of "Tokyo16" where human made objects no longer cease to exist.


禍難”碧 (HEKI)”
公には「БИНГ」運用開始がきっかけとされている、前大戦期より四半世紀後に再び人類が遭遇し大規模な禍難。“カウナバラ”上に展開するほぼ全ての区域が、軌道上より螺旋軌道を描いて落下してくる大量の”飛来群”により壊滅的な被害を受けた。約2年前に終結したが、47体目の《Бесник Тувайц》 (ベスニーク トゥヴァイツェ)誕生が噂されるようになる。

HEKICatastrophic disaster which human kind experienced again in a quarter of century after the "A war before" period. Officially, It was triggered by launching of "БИНГ". Almost every area above the "Kaunabara" was devastated by large number of descending objects from the orbit. It ended about 2 years ago but there was a birth of 47th "Бесник Тувайц" rumor going around.


”カウナバラ/迦海原”
極東、北緯32度54分23秒-東経139度37分26秒を中心とした、直径約120㎞にも及ぶ環状エリア。前大戦期中まで「東京16」と呼称されていたエリアとほぼ同域である。中心 (цц第3頚枢域均衡分岐点内)は常に視界ゼロの酸化電磁片群に覆われており、接近を禁じられている。

KaunabaraA vast 120km diameter ring shaped area which center of it is located at Far East, lat.32°54'23''N lat.139°37'26''E. This area is almost same area as where "Tokyo16" use to be during "a war before" period. The center is covered with oxidize electromagnetic matters with zero visibility, this area is prohibited to enter.


БИНГ (ベーイーエンゲー)
前大戦期、焦土と化した「東京16」地下約6㎞に建造されたと言われている、直径約120㎞の大強度陽子加速器施設。しかし、その存在を見た者はほぼ存在しない。

БИНГ120km long High intensity proton accelerator facility located 6km under ground of scorched ground of " Tokyo 16" during "a war before" period. No one actually seen this facility before.


超電迷走域
「БИНГ」円周と同形を成す、地表部分の超高電磁波にさらされたエリアの名称。

Hyper electric roaming area.Name of hyper electromagnetic wave exposed area. Exact shape of БИНГ's circumference.


цц第3頚枢域
カウナバラ中心に位置し、禍難"碧"以前より早期に整備された6ヵ所の区域の内、もっとも基に建造された。"飛来群"による被害は6ヵ所内で最も激しかったが、隊員全てが"アンゲル"検体によって構成された数多くの部隊によって死守された。

ццnumber 3 area.An area which located closest to the center of Kaunabara. One of the early 6 zoned area established before the catastrophe"HEKI". This place took heaviest damage from "incoming objects". Many of stationed units were fully formed with АНГЕЛ specimen soldiers which defended this area with their life.


Ж第53溝重構造域
禍難"碧"以前より、「БИНГ」への主要電力供給域として、早期に整備された6ヵ所の区域のうち最大の規模を誇り、前大戦期による地溝跡全てを建造物で埋め尽くされた重構造域。各区域からの電力大動脈が最も輻輳するため、電送変換基はこの区域だけでその数は1000を超えた。 また、цц第3頚枢域についで"飛来群"による被害が大きかったため、他の区域に比べ配備される部隊数も多かった。 中でも、その地形から全12に分かれた防衛線で最も上空からの攻撃リスクが高い第Ⅱ防衛線"では、他の各区域から派遣された優秀な操縦員や"アンゲル"検体によって構成されていたが、彼らをもってしてもその生存率は全区域の中でも最下位の部類に入っていた。

ЖNumber 53 heavy structured trench area.One of largest heavy industrial area established before the catastrophe "HEKI" for supplying main electrical power to the БИНГ. All the trenched shape landscape from "a war before" periods were filled with this heavily structural area. Main power lines to other areas are concentrated here with more than 1000 electrical trans converter unit. Because of the extensive damage to theццnumber 3 area coursed by "incoming objects",this zone was enforced with more units than other areas. Out of 12 defense lines, number 2 defense line were facing more exposure to attack because of the shape of landscape and more skilled operators and АНГЕЛ specimens soldiers were stationed here but survivability of units stationed in this defense line were one of the lowest in all of the zoned areas.


г第63域
カウナバラ中心域より南西に位置し、飛来群による壊滅的被害により機能を停止した。第13辺に展開していた第9特別小隊には、属長ドルニエを初め、操縦員として就役間もないアレクサンドラ、ウラジーミルが所属していた。

гnumber 63 area.Located in the Southwest of center area of Kaunabara, this area was demolished by incoming objects and stop operating totally. Platoon leader Dornier, with new operators Aleksandra and Vladimir of 9th special platoon were stationed in the 13th part of this area.


Я第93域
全区域の中でカウナバラ中心より最も離れた場所に位置し、整備・建造された時期も遅い。また、"飛来群"による被害レベルが最も少ない部類に入る。機能を停止したг第63域の各"辺"は現在もこの区域に組み込まれており、展開していた残存部隊も同管理下に置かれ、前線に復帰したドルニエはこの地に就役することとなる。

Яnumber 93 area.Among all of the areas 93 was furthest from center area of Kaunabara, this area was one of the last to built and developed. Also this area received lesser damage from incoming objects.
Non operating parts of гnumber 63 area were added to this area and units use to operated here also became under command of Яnumber 93 area including Dornier who just returned to front line.


プロイェークト"アンゲル・2194"_Проект "АНГЕЛ 2194"
前大戦期に当時の局上層部によって発案された計画。長期に亘り膠着した凄惨な戦闘状態を前に、種の根絶を危惧した各国陣営は、確実かつ安易な定期的戦闘人員供給の確保を目論む。結果、戦闘能力を人工的に補強された亜人類達によって戦線を維持することで、これを回避した。計画は戦争中期より着手され、目的の年齢に達した初期の検体"成功作"の総数である18体が前大戦期最後の年に初めて実戦に投入され、戦後も小規模ではあるが極秘裏に進められている。 検体はホストマザー胎内での最終的な部位形成を待たずに摘出され (ホストマザーは廃棄される)、その後、人工的な細胞分裂置換によって形成されていく。大脳の形成、発育は人間のそれとは比較にならない能力を得ることができるが、その代償として自我と身体の喪失は避けられない。仮に、胎内での検体が"一卵性双生児"であった場合、それらは「A検体」「B検体」とに分かれ、前者を"成功作"、後者を"失敗作"とされる。両者は禍難"碧"時には特殊な任務に使用された。 アレクサンドラ-B (サーシャ)はその名の通り"失敗作"であり、前線では彼らのことを"アローン"と蔑称する者がいる。 「アンゲル (АНГЕЛ)」とは、ロシア語で"天使"の意。

"Проект"АНГЕЛ 2194"(Project Angel 2194)A plan proposed by high ranking official bureau of catastrophe "HEKI" time period. The war was in long gruesome deadlock and countries are afraid of extinction of human kind. They searched for stable and affordable way to produce periodic fighting force. The result was deployment of artificially combat capability enhanced subhumans to hold the front line. This plan started in middle periods of the war. The first 18 of initial successful specimens were in combat in the final year of the "a war before" when thy reached the the front they reached intended age and the plan went on secretly after the war in small scale. The specimens are taken out from body of the host mother's before finalize its shape(host mothers are disposed) and formed with artificial cell divide permutation. They will obtain special ability with their cerebrum and grown body that can not compare with humans. They invariably lose their mind.
If the specimens are identical twins inside the host, they will be separated as A specimen and B specimen and A will be the successful one and B will be a failure. Both of them were deploy on special operations during the time of "HEKI". Aleksandra-B(Sasha)is the failure on as her name suggested and in front line , Some called them "Alone" with intention to be derogatory.


Бесник Тувайц (ベスニーク トゥヴァイツェ)
元来は、Софья Макарова (ソフィア マカロワ)を検体として第二次世界大戦時のロシアにて開発、終戦間際に実戦に投入されたとされる当時極秘扱いされた兵器の名称。同兵器は記録によると、1945年4月29日に第3013爆撃機小隊の所有する試作爆撃機「Tu-2БТ」に装備され、夕刻にオデッサを出発したが、ドイツ領内ドレスデン上空にて同機と共に消息を絶ったとされている。 また、胴体表面には有機装甲が施してあり、その起動は爆撃機のパイロットであるソフィア マカロワによって唯一可能であるとされている。だが、現在においては禍難"碧"期間中に生み出された兵器を指して使われている「ベス (Бес)_悪魔」を意味するその言葉をもじって命名された名称であることから、「アンゲル検体」の対としての意味が込められている。

Бесник ТувайцName of secret weapon which was allegedly employed at the end of World War II Originally developed as a specimen of Софья Макарова during World War II in Russia, The record of this weapon shows that in April 29th,1945, 3013th bomber squadron's experiment bomber Tu-2БТ caring this weapon took off from Odessa at sundown, headed to Dresden, Germany and lost contact. This weapon had organic armour applied which start up only by the bomber pilot Sofia Makarova. For this story, it is a word use to describe all of the weapons developed during the time of "HEKI" and word "Бес" meaning demons, it also means something contrary to the АНГЕЛ specimens.


酸化電磁片
最初に、Ж第53溝重構造域第Ⅱ防衛線で存在が確認された、大気中に舞う特殊な電気を帯びた酸化塵。特に、太陽の光をランダムに反射・透過することから、「雪」に例える者も少なくない。また、電気により駆動する銃器などの表面や内部に結晶化する事が頻繁にある。吸いすぎると呼吸器系に害が及ぶため、大量に観測される日はマスクを着用する者が多い。

Oxidized electromagnetic piece.This electrically charged oxidized dust was first discovered in ЖNumber 53 heavy structure trench area. Sun light will randomly reflects and penetrates through this matter. Some describe it as a snow. Some electrically operated weapons experience this matter crystalizes on the surface and inside of the weapons. This matter will cause respiratory health issue if you intake too much of it. so people tend to wear masks when they notice this matter floating around in volume.


一般整備員防護甲殻
禍難"碧"期間中に採用された、カウナバラ上に展開する各区域全てに共通する一般型整備員用防護甲殻服。各区域によって、任務別にカスタム化されているところもある。 ヘルメットは酸化電磁片などのの有害物質吸引対策も考慮されているが、その質よりも生産性を重視されているため、兵員にとっては決して満足のいくものではない。

Universal maintenance crew armour shell.Universal armour for maintenance crew, introduced in time of "HEKI" to every zone on the Kaunabara surface. Customized variations exist in many of zones for particular missions. Helmet has protection against oxidized electro magnetic piece and anti hazardous materials but productivity came before quality for mass production. It is far from perfect for troops to use.

Productsフィギュア・書籍

アシッドバッファーゾーン関連の書籍やフィギュアです。

Acid Bufferzone BOOK No.7アシッドバッファーゾーン ブック No.7

Acid Bufferzone BOOK No.7
アシッドバッファーゾーン BOOK No.7 オンラインストアで購入する 1,296円(税抜1,200円)

ドルニエらの攻撃を退け、戦闘を切り抜けたアレクサンドラたちの部隊。戦闘が終わった後の荒野で、アレクサンドラはかつての戦友であるウラジーミルと再会する

Aleksandra's group repelled the attack from Dornier and fighting has stopped. Aleksandra meets her former comrad Vladimir in the midle of the wasteland.

Acid Bufferzone BOOK No.6アシッドバッファーゾーン ブック No.6

Acid Bufferzone BOOK No.6
アシッドバッファーゾーン BOOK No.6 オンラインストアで購入する 1,296円(税抜1,200円)

ドルニエの襲撃の後、戦闘の跡も生々しい荒野で新型ヘリコプターのテストを行なうウラジーミルの部隊。しかし彼らはそこで、謎の「箱」を目にするのだが……

After the Dornier's attack, Vladimir's group commence testing of new helicopter in battle scarred wasteland where they witness the mysterious "BOX"

Acid Bufferzone BOOK No.5アシッドバッファーゾーン ブック No.5

Acid Bufferzone BOOK No.5
アシッドバッファーゾーン BOOK No.5 オンラインストアで購入する 1,296円(税抜1,200円)

ドルニエらは防備を固める第3頚枢域に辿り着き、ついにベスニーク・トゥヴァイツェが放たれる。その攻撃をアレクサンドラたちはいかにして迎撃するのか。巨大な人型兵器であるИС159も登場し、反乱は大規模戦闘へと発展する。

Dornier and others arrived at well defended third area and finally launching Бесник Тувайц. How would Aleksandra intercept the attack?
A gigantic human shaped weapon "ИС159" enter the field and a rebellion is growing into a large scale battle.

Acid Bufferzone BOOK No.4アシッドバッファーゾーン ブック No.4

Acid Bufferzone BOOK No.4
アシッドバッファーゾーン BOOK No.4 オンラインストアで購入する 1,296円(税抜1,200円)

赤い塵界を超え、ついにカウナバラ周辺へとたどりついたドルニエの一隊。その装備したベスニーク・トゥヴァイツェが放たれる。3巻にコクピット周辺のみが登場していた巨大兵器「デカブリスト」の立体作品も収録。

Over the red dust field, Dornier's unit finally reached Kaunabara area and launches the secret weapon Бесник Тувайц. Shown only a drawing of its cockpit in the third issue, a solid model of gigantic weapon "Dekaburis" is included.

Acid Bufferzone BOOK No.3アシッドバッファーゾーン ブック No.3

Acid Bufferzone BOOK No.3
アシッドバッファーゾーン BOOK No.3 オンラインストアで購入する 1,188円(税抜1,100円)

主人公であるアレクサンドラの元上官であり、老練なパイロットでもあるドルニエ ヤー ホドロフスキー。彼の率いる部隊は”碧”の最中に作られた巨大な兵器を携え、味方部隊への反乱を企てる。その目的はなにか。

Former senior officer of the Antagonist Aleksandra, seasoned pilot Dornier Jodorowsky is planning to lead a revolt against his own unit with gigantic "HEKI" time period weapon.

Acid Bufferzone BOOK No.2アシッドバッファーゾーン ブック No.2

Acid Bufferzone BOOK No.2
アシッドバッファーゾーン BOOK No.2 オンラインストアで購入する 1,080円(税抜1,000円)

アシッドバッファーゾーン本編から約百数十年前、第二次世界大戦末期の1945年。陥落間近のベルリン近郊、ドレスデンへと向かうソ連軍の双発爆撃機、ツポレフTu-2。その機体下面には、ある新型の秘密兵器が搭載されていた。

Few hundred years before the original story of "Acid buffer zone" start, Tupolev Tu-2 bomber flying toward Dresden near falling city of Berlin in ending year of World of War II 1945.
It was carrying latest secret weapon underneath its fuselage.

Acid Bufferzone BOOK No.1アシッドバッファーゾーン ブック No.1

Acid Bufferzone BOOK No.1
アシッドバッファーゾーン BOOK No.1 オンラインストアで購入する 1,080円(税抜1,000円)

伊藤氏がアシッドバッファーゾーンシリーズを開始するにあたり用意したラフスケッチやイラストを多数収録。さらに現在発売中の1/35 アレクサンドラ-Bとニコライ ヤー リヴィンスキーのオリジナル塗装図も収めたコンセプトアート集。

Many rough sketches and illustration for start"Acid buffer zone" series. by Mr.Ito inside the first issue. Also include are original painting diagrams for 1/35 scale figure of Aleksandra-B and Nicholai Ya Livinsky.

1/35 scale Vladimir1/35 ウラジーミル

1/35 scale Vladimir
1/35 ウラジーミル オンラインストアで購入する 3,240円(税抜3,000円)

物語の主要登場人物のひとりであり、あらゆる組織に属さない部隊「パルゲレイ」に所属する元軍人であるウラジーミル。愛車であるDKW NZ350にまたがった彼の姿を原作者である伊藤暢達氏自らが緻密に立体化しました。
※バイクは別売りとなります。

Many rough sketches and illustration for start"Acid buffer zone" series. by Mr.Ito inside the first issue. Also include are original painting diagrams for 1/35 scale figure of Aleksandra-B and Nicholai Ya Livinsky.

1/35 scale Nicholai Ya Livinsky1/35 ニコライ ヤー リヴィンスキー

1/35 scale Nicholai Ya Livinsky
1/35 ニコライ ヤー リヴィンスキー オンラインストアで購入する 2,916円(税抜2,700円)

劇中に登場する2人が先行してフィギュアで登場! しかも原型製作を伊藤氏自身が手がけるというファン垂涎の貴重なアイテムキットです。同時にデザイン集も発売、これを読めばキットと作品がさらに楽しめます。

1/35 scale Aleksandra-B1/35 アレクサンドラ・B

1/35 scale Aleksandra-B
1/35 アレクサンドラ・B オンラインストアで購入する 2,916円(税抜2,700円)

劇中に登場する2人が先行してフィギュアで登場! しかも原型製作を伊藤氏自身が手がけるというファン垂涎の貴重なアイテムキットです。同時にデザイン集も発売、これを読めばキットと作品がさらに楽しめます。